AIのバイアス


AIのバイアスとは

AIの持つ偏見

AIが偏見を持つ原因

AIが学習する
教材に偏りがある

  

AIのバイアスが引き起こす問題

問題1

人種差別
男女差別

問題2


誤診

問題3


不公平な意思決定

 

 

 

Detail

はじめに

 AIのバイアスとはAIの出力に偏りのあることを言います。AIを利用するにあたり、AIのバイアスは重大な問題です。AIがバイアスを持っていると出力結果に影響が出ます。絵を描くAIや文章を書くAIなら、バイアスを持っていても生活に支障は出ないでしょう。しかし、人間を評価したり病気を診断するAIがバイアスを持っているならば、それはかなり重大な問題になってきます。人の人生を左右するから。

AIのバイアスの例

 Dream Studio というAIに医者の絵を描いてもらいました。プロンプトは「doctor」です。すると、右のような絵を描いてくれました。1回目は黒人の男性医師、2回目は白人の男性医師です。ここからは人種によるバイアスは感じられません。しかし、このAIは「医師=男性」という偏見を持っていそうです。

 2回しか絵を描いていないのでバイアスがあるとまだ断定できませんが。

AIがバイアス持つ原因

 AIは人間がネット上に公開した医師の写真や絵を参考にしながら絵を描いています。そんなAIが「医師=男性」という偏見を持つということは、ネット上にある医師の絵や写真は男性のものが多いということです。それは我々が医師=男性という偏見を持っていることを意味しているのかもしれません。

 AIの出力結果は人間の偏見を反映しているのです。そして、AIの普及によって人々の偏見が可視化されたのです。

AIバイアスによって起こる問題

ケース1

採用・人事評価

 人事の採用や評価にAIを用いている建設会社があるとする。家を作るには重いものを運ぶ機会が多く、力のある男性が向いている。もちろん実際に土木関係で働いている人は男性が多い。そんな過去の採用情報からAIは学習したとする。すると、AIは土木業=男性というバイアスを持つ。そこに重いものは持てないが、壁を塗ることが得意な女性の左官が面接に来た。そして、バイアスを持ったAIの判断により、彼女は不採用になってしまう。とても極端な例だがこれに近いことが起きてしまうかもしれない。

ケース2

 誤診

 こんな病気を仮定する。病気Aは皮膚に湿疹ができる中国でよくある病気である。これは薬Aを塗れば簡単に治り、日本人で発症する人はまれである。一方、病気Bは病気Aと同じ見た目の湿疹ができるが、薬Bを塗らないと治らない。そして、この病気は日本人に多く見られるが、中国人で発症する人は稀である。

 この病気の診断に病院はAIを使っていた。このAIは中国人の病理画像をもとに学習していたとする。

 ある日、病院に皮膚に湿疹のある日本人がやってきた。そして、いつも通りAIが病気の診断を行たった。中国人の画像から学習していたAIは、この病気を「病気A」と診断し、病院は薬Aを処方した。後日、その日本人は病気Bであることがわかった。

 

 

 どちらのケースも私の考えた適当な話であるが、AIのバイアスがあるとこのような事態が起こるかもしれない。人間に偏見があるように、人間から学習したAIにも偏見はある。これは完全になくすことができないと私は考える。

ですから、AIに選択を委ねず最後は私たちが決断を下すべきである。

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